ワンピースのNFTは何がすごいのか?【このNFTどうなの?シリーズ】

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ワンピース NFT

NFTの様々な情報を発信している私(ブロックチェーン&NFTエンジニアのIke-アイク-です!)ですが、このシリーズではあらゆるNFTについてピックアップし、このNFTどうなの?何がすごいの?っていう特集を発信していきます。

記念すべき第一回は、「ワンピース×NFT」です。

Contents

ワンピースのNFTは何がすごいのか?

ワンピース NFT

ワンピースといえば、おそらく知らない人はいないんじゃないかってくらい大人気の漫画。
ワンピースは2021年9月頃と11月頃に、二つのNFT作品を既に発表済み。

集英社マンガアートヘリテージ、尾田栄一郎『ONE PIECE』活版印刷作品を販売開始

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000269.000011454.html

集英社マンガアートヘリテージ、尾田栄一郎「ONE PIECE/WinterWaltz」作品を販売開始

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000282.000011454.html

ONE PIECE / Winter Waltz の販売サイト

https://mangaart.jp/ja/exhibitions/ONE_PIECE_05

既に2回もNFTのプレスリリースを発表している集英社&尾田栄一郎先生。
最先端のテクノロジー&ビジネスを取り入れていて、素晴らしいですよね。

一体、ワンピースのNFTは何がすごいのでしょうか?

ワンピースNFTの特徴

いや、ティーチ長すぎでしょ・・!笑

ワンピースのNFTの2回の出品作品の特徴について、何がすごいのかを解説していきましょう!
ちなみにNFTについて詳しく知らない方は、この記事にて解説しています。
まずはNFTについて理解を深めると、ワンピースのNFTの特徴や何がすごいのかについてより理解が深まるのではないでしょうか。

一回目のNFTは実物に対する所有権の証明書

PR timesより引用するとこちら。

1話〜1000話のなかから、名シーンをセレクト。現在では希少になった1960年代製のハイデルベルク大型活版印刷機でプリントします。強い圧力をかけて刷られることで印刷面が凹む、独特の表情。活版印刷に特化してその表現が進化してきた、マンガの歴史に敬意を表すシリーズでもあります。用紙は1829年に創業されたドイツの製紙会社GMUND社の「グムンド・コットン マックスホワイト」を使用。美しさはもちろん長期の保存性にも優れた、コットン100%のファインペーパーです。

NFTといえば、アート作品などのデジタルデータ販売が非常に多くなっているのですが、今やNFTはかなり多様化しており、「権利」や「チケット」に対するNFTなんかも色々登場しております。

転売もOK、電子チケットの「NFT」を販売するサービス登場 ライブの視聴権などをブロックチェーンで証明

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2103/25/news108.html

特徴的なのはこちら。

エディションは各作品16〜20枚に限定。その価値を保証し、次の世代へと引き継いでいくために、スタートバーン 株式会社のブロックチェーンNFT証明書発行サービスを採用。来歴を永続的に記録していきます。

つまり、買ったNFTが次世代へ引き継がれていく=転売されていく ことが想定されたNFTになるわけですね。何がすごいのかが、明らかになりました。

NFTというのは、買った人の履歴がブロックチェーンの技術を用いて記録されていきます。
そこで買った人の名前が残るので、面白いですよね。
これは、NFTが注目されている点の一つになります。

ちなみに、NFTがすでに「メルカリ」で販売されていました。

ワンピース NFT


これめっちゃ高い・・・!と思いきやNFTだったらあり得る金額ですね。
OpenSeaでは売ってるのでしょうか?(未調査)

2回目のNFTは?

続けて2回目のNFTも証明書として発行しているようですね。またPR timesを引用しますと、

これらを、コットン100%のヴェルヴェット・ファイン・アートペーパーに、耐光性インクでプリントしました。A3サイズの紙に描かれた作品の緻密さと、迫力ある表現の両方を楽しんでいただくため、作品は原画原寸でのプリントと、A1サイズへの拡大プリントの2枚をセットにしています。

エディションは各作品10枚に限定。その価値を保証し、次の世代へと引き継いでいくために、スタートバーン 株式会社のブロックチェーンNFT証明書発行サービスを採用。来歴を永続的に記録していきます。

今度も思想としては同じようです。
世界で10枚しかないNFT、もう販売はしていないようですね。

それでは、実際にこの「ワンピースNFT」はどのような価値があり、その凄さはどんな点にあるのか?、何がすごいのか?NFTとしての価値はあるのかと言った点について話をしていきたいと思います。

ワンピースNFTについて検証!

ワンピースのNFTは一体何がすごいのでしょうか?
何より、NFTにする意味は本当にあるのでしょうか?

このブログの主旨である「このNFTどうなの?、何がすごいの?」という観点で検証していきたいと思います。

ワンピースNFTで重要なのは価値の継承性

PR timesに記載されていた集英社のヴィジョンについてはご覧になったでしょうか?集英社は、こんなスローガンを掲げています。

「マンガを、受け継がれていくべきアートに」

週刊少年ジャンプの発行会社である集英社。漫画という日本の大きな財産であり、文化を継承していくということを最も重要視して事業活動を行なっているようです。

今回のワンピースNFTに関しては、このビジョンにもの凄くマッチしており、NFTを採用する価値が物凄くあるという点でNFTを採用した意味があるものです。

権利をNFT化することで、絶対にその権利を守ることができますし、絶対にコピーされることがないんですね。

NFTのメリットを確実に捉えた挑戦です。

NFTがなぜそのようになるのかなどは、NFTとは何か?の記事をご覧頂けるとわかるかと思います。

また、このNFTは二度と発行されることがないという点で、集英社が裏切って発行しない限りは絶対得ることができない権利です。(笑)

私も次発行される時は買おうかなって思ったりしています。

最後に。NFTのあり方は多種多様。

NFT ワンピース

NFTのワンピースの事例を見てきました。
リアルと証明書のNFTを組み合わせた面白い事例でしたね。
何がすごいのかがお分かり頂けたと思います。

今後もワンピースNFTの活躍には期待したいところです!

こんな風に、NFTのあり方というのは多種多様です。
NFTの特徴を活かし、ビジネスや自分の活動をブーストさせることができたら、凄く価値のあることをできるのではないでしょうか。

今後もこのシリーズをやっていく予定ですので、楽しみにしていて下さい。
これからも、様々なNFTにおいて何がすごいのかを検証していきたいと思います。
それでは!